平成29年11月10日 四施設合同勉強会
平成29年11月10日に5回目となる4施設合同勉強会を開催しました。今回の担当は向山クリニックでした。内容は向山クリニック 嘉森雅俊院長の「慢性疼痛に対する当院の治療」と同リハビリテーション科 理学療法士 知花徹也の「足底板療法について」の講演でした。
嘉森院長は長引く痛みを持っている患者様に対して、どのように私たち医療者が治療に当たっていくことが、今日の医療のスタンダードであるか?に重点をおいた講演でした。特に医師の立場として薬の処方に関する基本的な考え方、トリガーポイントブロックの考え方、リハビリテーション職に対する運動療法の期待についての話が印象的でした。
知花は向山クリニックで力を入れて取り組んでいる足底板療法、特に入谷式足底板の作成とその効果について紹介しました。理学療法士は介入前後での動き・歩行の変化をとらえることができる職種であること、理学療法士が作る足底板は解剖・機能・病態を理解した上で作る効果的なものであること、この点についての熱のこもった講演でした。
2つの講演共にそれぞれの仕事へのこだわりが強く感じられ、薬や足底板に関わらない職員にとっても良い刺激をうける機会となりました。これからも良いものは4施設で共有し、医療法人としての高みを目指しながら、患者様にはより良い医療が提供できるように日々努力していきたいです。