7月20日 第2回リーダー研修会開催
放射線科 山本啓孝
私たち中堅スタッフがやらなければならない役割について頭の中では理解しているつもりでしたが、実際どのようなアクションを起こせば成功につながるかがわかりませんでした。今回の研修で現状の能力確認を踏まえて、今後伸ばすべき能力について再確認し、新しい可能性を見つけようという思いで参加させていただきました。
今回の研修では『医療機関におけるリーダーシップ力』について学びました。『リーダーシップ力』とはどのようなものか、身に付けるためにはどのようなことに心掛け、どのようなことに注意すべきなのか、グループワークを交え身体と心で体感しました。その中で私が印象深かったことは、コミュニケーションの重要性についてです。『リーダーシップ力』にとってコミュニケーション能力を高めることは欠かすことの出来ないことです。私の中でコミュニケーションとは、ただ単に話の意味や互いの感情をやり取りする行為で、最終的に相手の気持ちを害わせなければ良いという認識でした。しかし、本来のコミュニケーションとは、スキルもさることながら、まず「相手を受け入れる心構え」が1番大切なのだと感じました。自分の考えや先入観は置いておき、まずは相手のことをそのまま受け入れるようにして、そこをクリアした上で、相手が話をしやすい聞き方(傾聴力と質問力)や、相手に伝わりやすい伝え方を実践していければ、今まで以上により良い信頼関係がうまれ周囲の人に影響を与えられるようなコミュニケーションが実践できるのではないかと考えます。
3日間のリーダー研修を通じて、今後私自身がコミュニケーション力、リーダーシップ力を実践することにより、放射線科スタッフ間の信頼構築、効果的な配置転換など、より最適な組織作りに取り組むことができます。それにより放射線科スタッフ個々の能力だけではなく、職場としての目標達成に向けたチームワークを生み出す組織力が高められ、患者様に安全・安心・信頼の医療を提供できるのではないかと思います。