6月29日 第1回リーダー研修会開催
若林 徹(医師)
去る2013年6月29日に、リーダー研修会に参加してまいりました。今回は株式会社シーマインドの宮道京子様に講師としてお越し頂き、主にはコミュニケーションについて学びました。受け身でお話を聞くだけの研修かと思っていましたが、蓋を開けるとミニゲームもあり実技もありの充実したものであり、講師の方の楽しく軽快な話しぶりもあって、7時間の研修でしたがあっという間に終わってしまった感じがしました。今回の研修へ参加されたスタッフのコミュニケーション能力がさらに磨かれ、その結果として働きやすい仕事環境となり、最終的には患者様への満足度のアップに繋がれば何よりです。今年度はあと2回行われる予定であり、次回もどのような内容であるのか非常に楽しみです。
リハビリテーション科 安藤祐一
リーダー研修を参加して
今回の研修の内容としてはリーダーシップとはどういうものなのか、リーダーシップを取る人間に必要なものとはどんなものがあるのかということや、コミュニケーションが職場にもたらす重要性とそのコミュニケーションを効果的に行う技術を学びました。また普段なんとなく感じていることを言語化する大切さや難しさ、その言語化している内容に意図を組み込ませ伝えることによって相手の理解力を高めることを知りました。さらに自分の中で物事に対して被害者意識では解決の道はなく、責任を持つ意識で捉えることによって、自ら解決の方向へ進む事が出来るということなど多くのことを学びました。 この学んだ内容に対して、今の自分を比較することによって、どんなことが自分には欠けているのか、また今まで自然に行えていたかということに気付くことができました。
その中でも特に印象の強かったものとしては2つあります。まずリーダーシップについてです。今までの自分ではリーダーシップを取るのは組織の長であり、自分はその意向に沿って動いていくものという認識でした。しかし本来のリーダーシップとは,トップに限らず組織成員のすべてが,いま自分が何かをしなければならないと思ったとき,自らの旗を掲げ,周囲に働きかけていく必要があるものだということに気付きました。そこに責任が生まれ、他人のせいにしていた今までの自分とは大きく異なるものがあると思います。そしてその旗が上位者を含めた組織成員に共有化され,組織全体を動かしたとき,その旗は組織の旗になるのです。事前にリーダーシップにふさわしい地位や立場があるわけではなく、皆がその意識で動く事によって、効率的に様々な問題解決が可能となり、組織レベルが大きく上昇すると思います。
もう一つは人の意見を聞く(聴く)ときのこちらの姿勢についてです。相手の言動には必ず意図があります。相手の発する言葉はもちろん非言語的変化も観察し、素直な心で相手を受け入れ、相手のことを知ろうとする姿勢が大切であるということを学びました。そして自分が発した言葉も相手のフィルターを通すことによって自分が伝えたかったこととは違う受け入れ方をしてしまっているかもしれないため、どう伝わっているかを観察しながら対応を進めなくてはならないということを知り、これからの自分の対人との接し方についてとても参考になりました。
今回の研修では、自分の中で新鮮なものが多く、とても興味を持って参加することが出来ましたし、今後自分はどのように動いていったらいいのか、どのように組織の一員として役割を果たしていこうか、自分の中で今後の自分に対する理想像がイメージできるようになりました。