2019年度
バスケットボールクリニックを開催しました
令和1年8月3日(土)豊橋市体育協会主催
三遠ネオフェニックス、豊橋ミニバスケットボール連盟共催
「バスケットボール選手に必要な身体の機能と成長期の特徴」というテーマで、地域の方を対象に父母の方約30名に参加して頂きました。
成長期の身体の特徴とその時期に多いケガについて話をさせていただきました。成長期は骨と筋肉の成長があり、バランスに変化が起こる為、怪我に繋がりやすいことをお話させていただきました。怪我を防ぐためのパワーポジションの説明、体幹と股関節の重要性を提示させていただき、参加者である父母の方にも体験していただきました。講義と実技にも熱心に取り組まれ、パワーポジションの必要性や重要性を理解していただくことが出来たと思います。
これからもスポーツ傷害の予防に繋がるように努めてまいりますので、今後とも宜しくお願い致します。
令和元年度 スポーツ傷害予防教室を開催しました
令和元年12月8日(日)
豊橋創造大学主催、公益社団法人愛知県理学療法士会、医療法人整友会共催、豊橋市後援のもと「ジュニア期の投球障害予防教室」というテーマで、近隣地域の方を対象に野球をプレーしている中学生、小学生と指導者、保護者、医療関係者、学校関係者の方、38名に参加して頂きました。
第1部 「実践!ケガを寄せつけないカラダ作り」
医療法人整友会 スポーツ班
第2部 「投球障害から選手を守る」
名古屋市立大学大学院医学研究所
整形外科分野 医学博士 医師 武長徹也先生
第1部の概論では投球動作は肩・肘に大きな負担が加わる動作であること、その負担を減らす為に体幹・下肢を上手に使えることが必要であると講演をしました。
実技では理学療法士による肘のメディカルチェック、FMS(functional movment screen)を用いて動作の確認、年代別にバランス機能・上下肢の機能の確認をそれぞれに分かれて検査を実施しました。その後、検査に対して改善させるための運動指導を小学生、中学生に分かれて実施しました。
第2部では野球肘の中でも上腕骨内側上顆裂離骨折、上腕骨小頭離断性骨軟骨炎に焦点を当てて、講演をして頂きました。上腕骨内側上顆裂離骨折は短期間の投球制限により治癒へと向かっていきますが、上腕骨小頭離断性骨軟骨炎は長期間の投球制限が必要になります。上腕骨小頭離断性骨軟骨炎は増悪するにつれて肘の変形が生じ、不可逆的変化となると将来的には日常生活にも支障をきたしてしまうこともあるため、選手はもちろん、保護者、医者にも辛い治療期間になってしまいます。そうならないために疼痛が発生したら早期に病院へ受診し、選手、保護者がケガと向き合っていく必要があるとお話しされました。
今回、参加して頂いた参加者の皆様ありがとうございました。整友会は今後も地域の方のスポーツ活動の一助となるよう、スポーツ傷害予防教室を企画して参ります。来年度も宜しくお願い致します。